宇野三吾の器と七五三
宇野三吾作の緑釉大花瓶。
成長記録のアイコン。
1998年五世宏貴家元が小学生で花展に初出品なさった時の器。
当時の家元の身長と同じくらいの大きな瓶。
実は、三世豊雲のころにいただいて、子供頃は我家にありました。
私は七五三の写真をこの器の前で撮っていました。器よリチビの3才の私。
姉が七つ、従兄の真人が五つ、私が三つ。三人添えて祖母はご満悦。
記念写真(1962年頃)は宇野三吾の器の前と、なんと小原会館のお玄関です。
祖母の会館対する思いはすごいです。東京支部百年の歴史の中、戦前・戦中・戦後と激動の時代に支部長を努め、会館建設に奔走した祖母だからこそ、孫の晴れの日の撮影は会館だったのでしょう。